ウェブサイトのボタンが押せない・入力ができない!原因と対処法
インターネットを使って買い物や手続きをしようとした時、ウェブサイトのボタンをタップしても反応しない、文字を入力しようとしても何も書けない、といった困った状況に遭遇することがあります。せっかく目的のページにたどり着いたのに、先に進めなくなってしまうと戸惑ってしまいますね。
この記事では、ウェブサイトがうまく操作できない時に考えられる原因と、ご自身で試せる簡単な解決方法をいくつかご紹介します。順番に確認して、困った状況を解消しましょう。
ウェブサイトがうまく操作できない時にまず確認すること
ボタンが押せなかったり、文字が入力できなかったりする時、まず確認したい点がいくつかあります。
- インターネットに繋がっているか?
- ウェブサイトを見るためには、スマートフォンがインターネットに繋がっている必要があります。画面の上の方にWi-Fiマークやアンテナマークが表示されているか確認してみましょう。もし飛行機マーク(機内モード)が出ていたら、インターネットには繋がっていません。機内モードを解除してみてください。
- 他のウェブサイトはどう見えるか?
- 別のウェブサイト(例えばニュースサイトなど)を開いてみて、そちらは正常に表示されるか、スクロールできるかなどを試してみてください。もし他のサイトも全く表示されないようなら、インターネット接続そのものに問題があるかもしれません。
- 特定のボタンや入力欄だけか、ページ全体か?
- 特定のボタンだけが反応しないのか、それともそのページにある他のボタンや入力欄も全て操作できないのかを確認してみてください。特定の場所だけなら、そのサイトの作り方に一時的な問題がある可能性も考えられます。
ウェブサイトの操作トラブルを解決する簡単な方法
インターネット接続に問題がないようであれば、次にこれからご紹介する方法を試してみてください。簡単なものから順に試してみるのがお勧めです。
1. 画面をもう一度読み込み直す(更新する)
ウェブサイトの表示がおかしくなっているだけかもしれません。一度、表示している画面を「読み込み直す」ことで問題が解決することがあります。
- スマートフォンの場合:
- ウェブサイトを表示している画面で、指を画面の上の方に置いて、そのまま下にスーッとスライドさせてみてください。画面が一旦白くなり、ぐるぐる回るマークが表示されたら、読み込み直しができています。(「プルリフレッシュ」という操作です。)
- ブラウザアプリ(インターネットを見るアプリ)によっては、画面上や下の方に「更新ボタン」(矢印が丸くなっているようなマーク)がある場合もあります。そのボタンをタップしても読み込み直しができます。
2. スマートフォンを再起動する
スマートフォンの調子が一時的に悪くなっている可能性も考えられます。一度、スマートフォン本体の電源を切り、もう一度電源を入れてみましょう。(「再起動」と言います。)
スマートフォンの再起動方法は機種によって異なりますが、多くの場合、本体の横や上にある電源ボタンを数秒間長押しすると、「電源を切る」「再起動」といったメニューが表示されます。そこで「再起動」を選んでください。
3. ブラウザアプリのキャッシュやCookieを削除してみる
ウェブサイトを見るためのアプリ(「ブラウザ」と言います。例えば「Safari」や「Chrome」など)は、一度見たウェブサイトの情報を一時的に保存しておきます。これを「キャッシュ」や「Cookie」と言います。この保存された情報が原因で、ウェブサイトがうまく表示されなかったり、操作がおかしくなったりすることがあります。
キャッシュやCookieを削除することで、ウェブサイトを「まっさらな状態」で見直すことができ、問題が解決する場合があります。
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操作の手順(代表的なブラウザの場合):
- スマートフォンの「設定」アプリを開きます。
- アプリの一覧の中から、お使いの「ブラウザ」の名前(例: Safari, Chromeなど)を探してタップします。
- 「Safari」の場合、「履歴とウェブサイトデータ消去」のような項目を探してタップします。
- 「Chrome」の場合、「プライバシーとセキュリティ」や「サイトの設定」の中に「閲覧履歴データの削除」や「キャッシュとCookie」といった項目があります。そこから削除を選びます。
*設定の場所や項目の名前は、スマートフォンの機種やブラウザのバージョンによって少しずつ異なります。ご自身のスマートフォンの設定画面で確認しながら進めてみてください。
4. 別のブラウザアプリで開いてみる
もし可能であれば、普段お使いのブラウザとは別のブラウザアプリを使って、同じウェブサイトを開いて操作できるか試してみてください。例えば、普段Safariを使っているならChromeで開いてみる、Chromeを使っているならSafariで開いてみる、といった方法です。
特定のブラウザとの相性が悪く、うまく操作できない可能性も考えられます。
5. スマートフォンのOSやブラウザアプリを最新にする
お使いのスマートフォンの「OS(オペレーティングシステム)」や、インターネットを見るための「ブラウザアプリ」のバージョンが古いと、新しいウェブサイトの表示に対応できなかったり、不具合が起きたりすることがあります。
スマートフォンの設定から、OSのアップデートや、ブラウザアプリ(SafariやChromeなど)のアップデートを確認し、もし古い状態であれば最新の状態にしてみてください。アップデートすることで問題が解消されることがあります。
- スマートフォンのOSアップデート確認(iPhoneの場合): 「設定」アプリ → 「一般」→「ソフトウェアアップデート」
- スマートフォンのOSアップデート確認(Androidの場合): 「設定」アプリ → 「システム」→「システムアップデート」 または 「ソフトウェアアップデート」
- アプリのアップデート確認(iPhone/Android共通): 「App Store」アプリ(iPhone)または「Playストア」アプリ(Android)を開き、アップデートが必要なアプリがないか確認します。
それでも解決しない場合は
上記の簡単な方法を試してもウェブサイトの操作がうまくいかない場合は、そのウェブサイト自体に何らかの問題が発生しているか、スマートフォンのより詳しい設定が影響している可能性も考えられます。
- 時間を置いてから試す: ウェブサイト側で一時的なシステムメンテナンスや不具合が起きている可能性もあります。しばらく時間をおいてから、もう一度同じ操作ができるか試してみてください。
- ウェブサイトの運営者に問い合わせる: もし、そのウェブサイトが特定のサービス(銀行、通販サイト、予約サイトなど)であれば、そのウェブサイトの「お問い合わせ」窓口に連絡して、状況を説明してみるのも良い方法です。スマートフォンの機種や、どのような操作ができなかったかを伝えると、原因や解決策を教えてもらえることがあります。
まとめ
ウェブサイトでボタンが押せなかったり、入力ができなかったりすると困ってしまいますが、慌てず、まずはこの記事でご紹介した簡単な方法から一つずつ試してみてください。画面の読み込み直しやスマートフォンの再起動、ブラウザのキャッシュ削除など、ご自身でできる操作で解決することが多くあります。
もし、これらの方法でも解決しない場合や、原因が分からない場合は、そのウェブサイトの提供元に相談することも考えてみましょう。インターネットを快適に利用するための一助となれば幸いです。