スマートフォンで話すだけで文字を入力する方法 ~音声入力を使ってみましょう~
文字を入力するのが少し大変だと感じることはありませんか。メッセージを送りたいとき、インターネットで何かを検索したいときなど、スマートフォンに文字を入力する機会はたくさんあります。
実は、スマートフォンの機能を使えば、自分でキーボードを打たなくても、声で話すだけで文字を入力することができます。これを「音声入力」と言います。この機能を使えば、文字を入力する手間を省き、もっと楽にスマートフォンを活用できるようになります。
この記事では、スマートフォンで音声入力を使うための基本的な方法と、うまく使えない場合の対処法について、分かりやすくご説明します。
音声入力とは何ですか
音声入力は、スマートフォンのマイクに向かって話した声を、自動的に文字に変換してくれる機能です。
- どんなときに使える?
- LINEやメールでメッセージを作成するとき
- インターネットで調べたいことを入力するとき
- メモ帳アプリなどに文章を入力するとき
このように、キーボードを使って文字を入力するほとんどの場面で利用できます。
音声入力を始めてみましょう
音声入力を使うには、まず文字を入力する画面(キーボードが表示される画面)を開きます。メッセージアプリや検索画面など、どこでも大丈夫です。
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キーボードを表示する: 文字を入力したい場所をタップすると、画面の下の方にキーボードが表示されます。
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マイクのマークを探す: 表示されたキーボードの中に、小さなマイクの形をしたボタンがないか探してみてください。このマイクのマークが音声入力のボタンです。
- マイクのマークは、キーボードの並び(スペースキーの近くなど)や、右下など、お使いのスマートフォンによって場所が違うことがあります。
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マイクのマークをタップする: マイクのマークを一度タップします。
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音声入力が始まるのを確認する: マイクのマークをタップすると、画面に「お話しください」「話す」などの表示が出たり、マイクのマークが光ったり、波形のようなものが出たりします。これで音声入力の準備ができました。
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スマートフォンに向かって話す: 準備ができたら、スマートフォンに向かって、入力したい内容をはっきり話してください。
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文字に変換されるのを見る: 話した内容が、画面に次々と文字として表示されていきます。話し終わるか、少し間を置くと、自動的に文字への変換が終わります。
これで、声で文字を入力することができました。
音声入力を上手に使うためのコツ
- はっきりと話す: スマートフォンが聞き取りやすいように、普段会話するより少しゆっくり、はっきり話すと正確に文字になりやすいです。
- 句読点を入れるには: 「まる」「てん」「ぎょうかい(改行)」などと言うと、句点「。」読点「、」改行として入力されることがあります。お使いの機種や設定によって認識される言葉が違う場合がありますので、試してみてください。
- 間違いを見つけたら: 音声入力で入った文字に間違いがあっても大丈夫です。通常の文字入力と同じように、キーボードを使って修正することができます。間違った部分をタップして、打ち直したり、削除したりしてください。
- 音声入力を終えるには: もう一度マイクのマークをタップするか、キーボードの別の場所をタップすると、音声入力モードが終わります。
音声入力がうまくできない時は
マイクのマークが見つからない、またはタップしても反応しないなど、音声入力がうまく使えない場合は、いくつか確認していただきたい点があります。
- インターネットにつながっていますか? 音声入力の機能を使うには、インターネットにつながっている必要があります。Wi-Fi(ワイファイ:無線でインターネットに接続する技術)につながっているか、携帯電話会社の電波が入っているか確認してください。
- アプリにマイクを使う許可は出ていますか?
音声入力を使うには、そのアプリ(例:メッセージアプリ、検索アプリなど)がスマートフォンのマイクを使うことを許可されている必要があります。
- スマートフォンの「設定」を開きます。
- 「アプリ」や「プライバシー」、「権限」などの項目を探します。
- 「マイク」や「アプリの権限」という項目を開き、使いたいアプリ(LINEなど)がマイクを使える設定になっているか確認してください。許可しない設定になっている場合は、許可するに変更してみてください。
- キーボードの設定を確認する: お使いのキーボードの種類によっては、音声入力の機能が組み込まれていない場合や、設定が必要な場合があります。もし別の種類のキーボードアプリを使っている場合は、標準のキーボード(お使いのスマートフォンの最初から入っているキーボード)に戻してみると、マイクのマークが表示されることがあります。
- スマートフォンの音量やマイクの状態: スマートフォンの音量設定は音声入力には直接関係ありませんが、マイクの穴が塞がれていないか確認してみてください。ケースで隠れていたり、ホコリが溜まっていたりすると、声が聞こえにくくなることがあります。
これらの点を確認しても解決しない場合は、スマートフォンの再起動(一度電源を切ってから入れ直すこと)を試してみてください。
まとめ
スマートフォンの音声入力機能を使うと、文字入力の手間が省け、メッセージの作成やインターネット検索がとても楽になります。キーボードに表示されるマイクのマークをタップして、話すだけで文字を入力できます。
最初は少し戸惑うかもしれませんが、何度か試しているうちに慣れてくるはずです。ぜひ音声入力を活用して、スマートフォンの利用をもっと快適にしてみてください。