スマートフォンの画面がすぐ暗くなる・勝手に消える時の原因と設定方法
スマートフォンを使っていると画面が暗くなる・消える…これを直すには?
スマートフォンを使っている時に、特に何も操作していないのに、画面が勝手に暗くなったり、完全に消えて(スリープして)しまったりして困ることはありませんか。 ニュースを読んでいる途中だったり、何かをじっくり見ている時だったりすると、その度に画面をつけ直さなければならず、煩わしく感じてしまいます。
なぜこのようなことが起こるのでしょうか。そして、どうすればこの現象を防ぐことができるのでしょうか。 この記事では、スマートフォンが勝手に暗くなったり消えたりする主な原因と、その直し方を分かりやすくご説明します。
なぜスマートフォンの画面は勝手に暗くなる・消えるのでしょう
スマートフォンは、バッテリーを節約したり、プライバシーを守ったりするために、何も操作しない時間が続くと自動的に画面を暗くしたり、最終的に画面を消してスリープ状態にする機能があります。
この機能が働く主な原因はいくつか考えられます。
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画面の明るさ自動調整が働いている: スマートフォンの多くには、周りの明るさに合わせて自動で画面の明るさを調整する機能があります。明るい場所では画面が見やすいように明るくなり、暗い場所では目に負担をかけないように暗くなります。この自動調整が、時々意図せず画面を暗く感じさせてしまうことがあります。
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画面消灯(スリープ)までの時間が短く設定されている: スマートフォンには、「〇分間何も操作しなかったら画面を消す」という設定があります。この設定時間が短いと、少しでも操作を止めるとすぐに画面が暗くなり始め、やがて消えてしまいます。
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バッテリーを節約するための機能が働いている: スマートフォンのバッテリー残量が少なくなった時に、自動で画面の明るさを抑えたり、画面が消えるまでの時間を短くしたりする設定(「省エネモード」や「バッテリーセーバー」などと呼ばれることがあります)が有効になっている場合があります。
これらの原因が考えられますが、設定を変更することで、画面が勝手に暗くなったり消えたりするのを防ぐことができます。
画面が勝手に暗くなる・消えるのを防ぐための設定方法
スマートフォンの設定を変更して、画面が意図せず暗くなったり消えたりするのを防ぎましょう。設定の場所は、お使いのスマートフォンの種類(iPhoneかAndroidか)やバージョンによって少しずつ異なりますが、基本的な考え方と手順は同じです。
1. 画面の明るさの自動調整をオフにする、または手動で調整する
画面の明るさが勝手に変わるのを止めたい場合は、「明るさの自動調整」機能をオフにすることができます。
- まず、スマートフォンの「設定」アプリを開きます。
- 「画面表示」や「ディスプレイと明るさ」といった項目を探してタップします。
- その中に「明るさの自動調整」や「自動調光」といった名前の項目があれば、これをオフに切り替えます。
もし自動調整をオフにしても画面が暗いと感じる場合は、同じ設定画面にある明るさの調節バーを使って、手動でお好みの明るさに調整してみてください。
2. 画面が消えるまでの時間を長く設定する
何も操作しなかった時に画面が消えるまでの時間(これを「画面消灯時間」や「スリープ」「タイムアウト」などと呼びます)を長く設定し直すことができます。
- スマートフォンの「設定」アプリを開きます。
- 「画面表示」や「ディスプレイ」、「壁紙とスタイル」といった項目を探してタップします。
- その中の「画面消灯」や「スリープ」、「画面タイムアウト」といった名前の項目をタップします。
- 表示されたリストの中から、「1分」「5分」「10分」など、お好みの時間を選んでタップします。ニュースを読むなど、画面をじっくり見る時間があるなら、少し長めの時間に設定すると良いでしょう。
これで、設定した時間が経過するまで、画面が勝手に消えることはなくなります。
3. 省エネモードなどが有効になっていないか確認する
もしお使いのスマートフォンで「省エネモード」や「バッテリーセーバー」といった機能が有効になっている場合、画面の明るさや消灯時間が自動的に制限されていることがあります。
- 「設定」アプリを開きます。
- 「バッテリー」や「電源」といった項目を探してタップします。
- その中に「省エネモード」「バッテリーセーバー」「最適化」といった名前の項目があれば、現在の設定を確認してください。
- もし有効になっていて、それが原因で画面が暗くなっているようであれば、この機能をオフにすることを検討しても良いでしょう。(ただし、この機能をオフにするとバッテリーの持ちが悪くなる可能性がある点はご注意ください。)
これらの設定を確認・変更することで、画面が勝手に暗くなったり消えたりする困りごとを解決できる場合が多くあります。
設定を変更する上での注意点
画面消灯までの時間を長く設定したり、省エネモードをオフにしたりすると、スマートフォンが消費するバッテリーの量が増える可能性があります。特に、画面をつけたまま長時間放置してしまうと、バッテリーが早く減ってしまうことがありますので、必要な時だけ画面をつけ、使わない時は意識的に画面を消すようにすると、バッテリーを長持ちさせることができます。
また、ご紹介した設定項目の名前は、スマートフォンの機種やOSのバージョンによって少しずつ違う場合があります。「設定」アプリの中で、今回ご説明したキーワード(「画面」「ディスプレイ」「明るさ」「スリープ」「バッテリー」など)を参考に探してみてください。
まとめ
スマートフォンを使っている最中に画面が暗くなったり勝手に消えたりするのは、「明るさの自動調整」や「画面消灯時間」の設定が関係していることがほとんどです。
この記事でご紹介した手順で、これらの設定を見直してみてください。お使いの状況に合わせて設定を調整することで、より快適にスマートフォンを使えるようになるはずです。
もし設定を変えても症状が改善しない場合や、ご自身での操作に不安がある場合は、お近くの携帯電話会社のショップや、スマートフォンの詳しいご家族・ご友人に相談してみるのも良いでしょう。