スマホの画面が黄色っぽい、暗い… 見え方がおかしい時の解決策
スマートフォンの画面を見ている時に、急に色がいつもと違って見えるようになったり、全体が黄色っぽくなったり、または暗すぎて見づらくなったりして困ったことはありませんか。
これはスマートフォンの設定が変わってしまったり、一時的な不具合が起きたりすることで発生することがあります。画面の見え方が変わると、文字が読みにくくなったり、写真の色が違って見えたりして、スマートフォンを使うのが不便になってしまいます。
この記事では、スマートフォンの画面の見え方がおかしくなった時に、ご自身で確認できる点や試していただきたい解決策を順番にご説明します。多くの場合、いくつかの簡単な設定を確認・変更することで元に戻すことができますので、ご安心ください。
画面の見え方がおかしいと感じたら、まず確認したいこと
画面の色や明るさがいつもと違うと感じた時、まずは以下の点を確認してみましょう。
- どのようなおかしさですか?
- 画面全体が黄色っぽい、またはオレンジっぽいですか?
- 画面全体が青っぽい、または緑っぽいですか?
- 画面が暗すぎる、または明るすぎますか?
- 色が薄くなったように見えますか?
- 特定の場所だけ色がおかしいですか?
- 色がなくなり、白黒表示になっていますか?
- いつから、どのような状況で起きましたか?
- 特定のアプリを使っている時だけですか?それともスマートフォンのどの画面でも同じですか?
- 特に何も操作していないのに急になりましたか?
- 何か設定を変えた後に起きましたか?
- 画面保護フィルムなどを貼っていますか?
- 新しいフィルムを貼った後に起きた場合は、フィルムが原因の可能性もゼロではありません。
これらの点を少し考えてみることで、原因を探るヒントになります。
画面の見え方をおかしくしている可能性がある設定
スマートフォンの画面の色や明るさは、様々な設定で調整されています。意図せずそれらの設定が変わってしまうと、見え方がおかしくなることがあります。以下の設定を確認してみましょう。
- ブルーライトカットや夜間表示の設定
- この設定がオンになっていると、目を保護するために画面全体が黄色っぽい色合いになります。
- 例えば、「Night Shift」(iPhone)や「夜間モード」「視覚保護モード」(Android)などの名称です。
- この設定が有効になっていると、画面が黄色っぽく見えますので、これをオフにすることで元の色に戻ることが多いです。
- 画面の明るさ(輝度)の自動調整
- 周囲の明るさに応じて、スマートフォンの画面の明るさを自動で調整する機能です。
- この機能がオンになっていると、暗い場所では画面が暗く、明るい場所では明るくなりますが、センサーの不具合などで適切に調整されず、意図しない明るさになることがあります。
- これを一度オフにして、手動で明るさを調整してみると改善する場合があります。
- アクセシビリティ設定内の色の調整
- 色覚に特性がある方や、画面の見え方に特別な調整が必要な方向けの設定です。
- 例えば、「色を反転」「色調補正」「白黒」「グレースケール」などの設定があります。
- これらの設定が誤ってオンになっていると、画面の色が大きく変わったり、白黒になったりします。
画面の見え方を直すための具体的な解決策
それでは、実際にご自身のスマートフォンで試していただきたい手順をご説明します。簡単なものから順番にお試しください。
解決策 1:スマートフォンを再起動する
多くの問題は、スマートフォンの一時的な不調が原因で起きています。一度電源を切り、もう一度電源を入れる(再起動)ことで、問題が解決することがよくあります。
操作方法は機種によって多少異なりますが、一般的には以下のいずれかの方法です。
- 電源ボタン(と音量ボタン)を長押しする → 画面に「電源を切る」「再起動」などの選択肢が表示されるので、「再起動」を選ぶ。
- 電源ボタンを長押しする → 画面に「電源を切る」「再起動」などの選択肢が表示されるので、「再起動」を選ぶ。
再起動が完了したら、画面の色が元に戻ったか確認してみてください。
解決策 2:画面の明るさ(輝度)を確認・調整する
画面が暗すぎる、または明るすぎる場合は、明るさの設定を確認します。
- スマートフォンの「設定」アプリを開きます。
- 「画面表示」(または「ディスプレイ」「画面設定」など)の項目を探してタップします。
- 「明るさ」または「輝度」に関する設定を確認します。
- 「自動調整」や「明るさの自動調節」のような項目があれば、一度オフにしてみてください。
- 明るさを手動で調整できるスライダーがあれば、左右に動かして見やすい明るさに調整してみてください。
解決策 3:ブルーライトカットや夜間表示の設定を確認・オフにする
画面全体が黄色っぽい場合は、この設定が原因の可能性が高いです。
- スマートフォンの「設定」アプリを開きます。
- 「画面表示」(または「ディスプレイ」「画面設定」など)の項目を探してタップします。
- 「Night Shift」(iPhone)、「夜間モード」「視覚保護モード」などの名称の項目を探します。
- その設定が「オン」になっていたら、タップして「オフ」に切り替えてください。設定のスケジュール(例えば「夜になったら自動でオンにする」など)も確認し、不要であれば解除します。
解決策 4:アクセシビリティ設定を確認・オフにする
画面の色が大きく違ったり、白黒になってしまったりした場合は、アクセシビリティ設定を確認します。
- スマートフォンの「設定」アプリを開きます。
- 「アクセシビリティ」という項目を探してタップします。
- 「画面表示とテキストサイズ」(iPhone)や、「視覚」(Android)のような項目を探してタップします。(名称は機種によって異なります)
- その中に「色を反転」「色調補正」「白黒」「グレースケール」といった、色の見え方を変える設定がないか確認します。
- もしこれらの設定がオンになっていたら、タップして「オフ」に切り替えてください。
上記を試しても改善しない場合
ご紹介した方法を試しても画面の見え方が直らない場合は、スマートフォンの本体に何らかの問題が起きている可能性も考えられます。
その際は、ご自身で無理に解決しようとせず、スマートフォンの購入店や契約している携帯電話会社のサポートセンター、またはスマートフォンのメーカーに相談してみることをお勧めします。専門家が詳しく調べて、適切な対処方法を教えてくれるでしょう。
まとめ
スマートフォンの画面の色がおかしくなった時は、まず「再起動」を試してみてください。それでも直らない場合は、「画面の明るさ」「ブルーライトカットや夜間表示」「アクセシビリティの色設定」の3つの設定項目を確認し、意図せずオンになっていないか見てみましょう。
これらの簡単な手順で、多くの場合、画面の見え方を元の状態に戻すことができます。困った時は、この記事の手順を一つずつ試してみてください。