スマートフォンの充電が早く減る…バッテリーを長持ちさせる方法
スマートフォンの充電は十分にできているはずなのに、使っているとあっという間に減ってしまい、一日持たなくて困った経験はありませんか。
バッテリーの減りが早いと、外出先で連絡ができなくなったり、いざという時に使えなかったりと、心配になってしまいますよね。
スマートフォンのバッテリーは、使い方や設定によって消費を抑え、少しでも長く使えるようにすることができます。この記事では、バッテリーの減りが早くなったと感じたときに試していただきたい、いくつかの簡単な方法をご紹介します。
なぜバッテリーは早く減るのでしょうか?
スマートフォンのバッテリーは、様々な機能を使うことで電力を消費します。特に、画面を表示しているとき、インターネットに接続しているとき、アプリが動いているときなどに多くの電力を消費します。
バッテリーの減りが早くなったと感じる場合、いくつかの原因が考えられます。
- 画面の明るさが強い
- たくさんのアプリが同時に動いている
- 電波の悪い場所で使用している
- 気温の高い場所や低い場所で使用している
- バッテリー自体が劣化している
これらの原因の中で、ご自身で設定を見直したり、使い方を工夫したりすることで改善できることがあります。
まずは確認してみましょう
バッテリーの減りが早いと感じたら、ご自身のスマートフォンの「設定」画面からバッテリーの状態を確認してみましょう。
スマートフォンの種類(iPhoneかAndroidか)によって操作は少し異なりますが、「設定」の中に「バッテリー」という項目があります。ここを開くと、何がバッテリーを多く使っているのか、アプリごとの使用状況などを見ることができます。
たとえば、「画面」や特定のアプリの名前が上位に表示されている場合、それがバッテリーをたくさん消費している原因かもしれません。
バッテリーを長持ちさせるための具体的な方法
ここからは、バッテリーの消費を抑えるための具体的な設定や使い方をご紹介します。すぐに試せるものから順番にご説明します。
1. 画面の明るさを調整する
スマートフォンの画面は、バッテリーを最も多く消費する部分の一つです。画面が明るすぎると、それだけバッテリーを早く使ってしまいます。
- 自動調整を使う: 多くのスマートフォンには、周囲の明るさに合わせて画面の明るさを自動で調整する機能があります。この機能をオンにすると、明るい場所では画面が見やすいように明るくなり、暗い場所ではバッテリーを節約するために暗くなります。
- 手動で明るさを下げる: コントロールセンター(画面の上や下からスワイプして出す画面)や設定から、手動で画面の明るさを少し下げてみるのも効果的です。画面が見づらくならない範囲で調整してみてください。
2. 使っていない機能をオフにする
常にオンになっていなくても大丈夫な機能は、必要な時だけオンにするようにするとバッテリーの節約になります。
- Wi-Fi(ワイファイ): 外出先でWi-Fiを使わないときはオフにしておきましょう。自宅など、よく使う場所のWi-Fiはオンにしておくと便利ですが、使わないときはオフにすることでバッテリーの消費を抑えられます。
- Bluetooth(ブルートゥース): ワイヤレスイヤホンや他の機器と接続する際に使いますが、接続しないときはオフにしておきましょう。
- 位置情報サービス(GPS): 地図アプリなど、場所の情報が必要なアプリを使うときにオンになりますが、常にオンになっているとバッテリーを消費します。設定で、アプリを使うときだけ位置情報を許可するように変更することもできます。
これらの機能は、スマートフォンの画面を下や上からスワイプして出すコントロールセンターなどにボタンがあることが多いです。ボタンをタップして、オンオフを切り替えてみてください。(ボタンの色が変わるなどで状態が分かります)
3. バッテリーをたくさん使っているアプリを見直す
先ほどバッテリーの設定で確認した、バッテリー使用量が多いアプリがもしあれば、そのアプリの使い方を見直してみましょう。
- アプリの終了: 使い終わったアプリは、ホーム画面に戻るだけでなく、完全に終了させることでバッテリー消費を抑えられる場合があります。スマートフォンの種類によって操作は異なりますが、アプリを切り替える画面を開いて、終了したいアプリを上にスワイプするなどして閉じます。
- バックグラウンドでの動作制限: 一部のアプリは、使っていないときも裏側(バックグラウンド)で動いて、新しい情報を受け取ったりしています。これによりバッテリーを消費することがあります。「設定」の「バッテリー」やアプリごとの設定で、バックグラウンドでの動作を制限できる場合があります。
4. 画面が自動で消えるまでの時間を短くする
スマートフォンを操作せずそのままにしていると、一定時間後に画面が自動的に暗くなり、最終的に消えます。この画面が表示されている時間が長いほどバッテリーは消費されます。
「設定」の「画面表示と明るさ」(または似た名前の項目)の中に、「自動ロック」や「画面消灯」といった項目があります。ここから、何も操作しない場合に画面が消えるまでの時間を短く設定することで、バッテリー消費を抑えることができます。たとえば、「1分」や「30秒」などに設定してみましょう。
5. スマートフォンのOSやアプリを最新の状態にする
スマートフォンの基本ソフト(OS)や個々のアプリは、新しいバージョンでバッテリーの消費効率が改善されることがあります。
「設定」からOSのアップデートを確認したり、アプリストア(App StoreやGoogle Playストア)からアプリのアップデートを確認して、最新の状態に保つようにしましょう。
6. スマートフォンを使用する場所の温度に注意する
スマートフォンに使われているバッテリーは、熱すぎたり冷たすぎたりする環境に弱い性質があります。
- 真夏の車の中など、高温になる場所に長時間置かないようにしましょう。
- 寒い場所での使用もバッテリーの減りを早めることがあります。
適切な温度で使用することで、バッテリーの劣化を抑え、長持ちさせることにつながります。
バッテリーは消耗品です
どんなに大切に使っていても、スマートフォンのバッテリーは使っていくうちに少しずつ劣化していきます。これは避けられないことです。
購入してから長い年月が経っているスマートフォンの場合、どうしてもバッテリーの持ちは悪くなってしまいます。上記の方法を試しても改善が見られない場合は、バッテリーの寿命が近づいている可能性も考えられます。
極端にバッテリーの減りが早い、充電中に本体が異常に熱くなる、突然電源が落ちるといった症状がある場合は、スマートフォンの故障の可能性もあります。ご契約の携帯電話会社やスマートフォンのメーカーに相談してみることも検討してください。
まとめ
スマートフォンのバッテリーが早く減ってしまうのは、多くの方が経験することです。画面の明るさや使っていない機能の見直し、アプリの確認など、いくつかの簡単な設定変更や使い方で、バッテリーを長持ちさせることができる場合があります。
この記事でご紹介した方法を、焦らず一つずつ試してみてください。少しでもスマートフォンのバッテリー持ちが改善され、より快適にスマートフォンを使えるようになれば幸いです。