インターネット検索で「知りたいこと」を見つけるための簡単なコツ
インターネット検索で「知りたいこと」が見つからない時、どうすれば良いでしょうか
インターネットは、私たちの知りたいことをすぐに調べられる便利な道具です。天気予報を見たり、お店の情報を探したり、分からない言葉の意味を調べたりと、様々な使い方ができます。
しかし、「調べたいことを検索したのに、全然関係ない情報ばかり出てくる」「難しそうなページが多くて、どこを見れば良いか分からない」といった経験はありませんか。知りたい情報にたどり着けないと、困ってしまいますよね。
この記事では、インターネット検索でもっとスムーズに、あなたが本当に探している情報を見つけ出すための、簡単なコツをいくつかご紹介します。
まずは、どんな情報を「何を使って」調べているか確認しましょう
インターネットで何かを調べたいと思った時、あなたはどのように調べているでしょうか。
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どこで調べていますか?
- スマートフォンのホーム画面にある検索用のアプリ(例えばGoogleアプリなど)を使っていますか?
- または、インターネットを見るアプリ(「ブラウザ」と呼びます。例えばSafariやChromeなど)を開いて、画面の上の方にある文字を入力する場所(「検索窓」や「アドレスバー」と呼ばれます)に言葉を入れていますか?
- 普段使っている場所で調べて問題ありませんが、どこに言葉を入れるかを確認しておきましょう。
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どんな言葉で調べていますか?
- 知りたいことについて、どんな言葉を検索窓に入力していますか? 例えば「料理」や「健康」といった大きなテーマでしょうか。
- それとも、「肉じゃがの作り方」や「血圧を下げる方法」のように、もっと具体的なことでしょうか。
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どんな情報が出てきてしまいますか?
- 検索した結果、たくさんのページが表示されると思いますが、出てくる情報は知りたいことと関係がありそうですか?
- 難しすぎる専門的な情報ばかり出てくる、あるいは買いたいものの広告ばかりが出てくる、ということはありませんか?
これらの点を少し意識するだけで、次にご紹介するコツを試す準備ができます。
知りたい情報にたどり着くための「言葉選び」のコツ
インターネット検索で大切なのは、あなたが「何を知りたいか」を検索するコンピューターに正確に伝えることです。そのために、検索するときの「言葉の選び方」を少し工夫してみましょう。
コツその1: 知りたいことをより具体的に表現してみる
例えば、「料理」と検索すると、料理に関する非常に幅広い情報が出てきます。レシピ、料理教室、食材の紹介など、あなたの知りたいこととは関係のない情報もたくさん含まれてしまいます。
もしあなたが「肉じゃがの作り方」を知りたいのであれば、検索窓に「肉じゃが 作り方」と入力してみましょう。「料理」よりも、「肉じゃが 作り方」の方が、知りたい情報にぐっと近づけるはずです。
このように、調べたい内容を具体的な言葉に変えてみることが大切です。
- 悪い例:「健康」 → 良い例:「ウォーキング 効果」
- 悪い例:「スマートフォン」 → 良い例:「スマホ 電池 早く減る 対処法」
- 悪い例:「旅行」 → 良い例:「京都 おすすめ お土産」
コツその2: 調べたいことに関連する複数の言葉を組み合わせてみる
一つの言葉だけでなく、いくつかの言葉を組み合わせて検索することで、より絞り込んだ情報を探すことができます。
例えば、「スマートフォンの調子が悪い」と感じているとします。ただ「スマートフォン 調子が悪い」と検索するだけでなく、「スマホ 動きが遅い 原因 対処法」のように、困っている状況(動きが遅い)や知りたいこと(原因、対処法)を付け加えてみましょう。
検索する言葉を増やすことで、コンピューターは「あなたが具体的に何を求めているか」を理解しやすくなります。
- 例:「年金」 → 「ねんきん定期便 見方」のように、具体的な手続きや書類の名前を付け加える。
- 例:「税金」 → 「確定申告 やり方 サラリーマン」のように、自分の状況を付け加える。
コツその3: 知りたい「種類」を示す言葉を付け加えてみる
調べたい情報が「使い方」なのか、「料金」なのか、「おすすめ」なのか、といった「種類」を言葉で付け加えてみるのも効果的です。
- 「〇〇 使い方」(例:「LINE 使い方」)
- 「〇〇 料金」(例:「スマートフォンの料金 プラン」)
- 「〇〇 おすすめ」(例:「近所 おすすめ レストラン」)
- 「〇〇 評判」(例:「この製品 評判」)
- 「〇〇 エラー」(例:「アプリ 決済 エラー」)
このように、知りたいことの後ろにスペースを一つ開けて、目的を示す言葉を付け加えると、より目的に合った情報が見つかりやすくなります。
検索結果の画面を見る時のポイント
言葉を選んで検索すると、たくさんの「検索結果」が表示されます。どのページを見れば知りたい情報があるか、判断するためのポイントをご紹介します。
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タイトルの下にある短い説明文(スニペット)を見る
- 検索結果には、ページの「タイトル」と、そのページがどんな内容かを示す短い説明文(これを「スニペット」と呼びます)が表示されます。
- タイトルや説明文の中に、あなたが検索した言葉や、知りたい内容に関連する言葉が含まれているか確認してみましょう。ここを読むことで、ページを開かなくてもある程度内容を把握できます。
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公式サイトや信頼できる情報源を探す
- お店や会社の情報、公的な手続きについては、そのお店や会社、または国の機関などの「公式サイト」が最も正確な情報を提供しています。検索結果に「〇〇公式サイト」と表示されている場合は、それを優先して見てみるのが良いでしょう。
- ニュースや病気・健康に関する情報など、正確性が重要な情報は、信頼できるメディアや専門機関のサイトを選ぶようにしましょう。
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情報が新しいか確認する
- 製品の情報や手続きの方法など、時間が経つと変わる可能性のある情報については、情報が「いつ書かれたか」を示す日付が表示されていることがあります。できるだけ新しい日付の情報を選ぶ方が、現在の状況に合っている可能性が高いです。
検索する上での補足情報と注意点
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検索窓に出てくる「候補(サジェスト)」を使う
- 検索窓に言葉を入力していると、入力している言葉に合わせて「もしかして、こんなことを調べたいですか?」という候補がいくつか表示されることがあります。これを「サジェスト機能」と呼びます。
- この候補の中に、あなたの調べたいことに近いものがあれば、それを選んでみるのも一つの手です。
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専門用語が出てきたら、その言葉自体を調べてみる
- 検索結果のページを見ていて、意味の分からない専門的な言葉が出てきたら、焦る必要はありません。その分からない言葉だけをコピーするか、覚えておいて、改めてその言葉の意味をインターネットで検索してみましょう。「〇〇 意味」のように調べると、解説が出てくることが多いです。
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怪しいサイトに注意する
- 検索結果の中には、見る人に誤解を与えたり、個人情報を盗もうとしたりするような「怪しいサイト」が紛れている可能性もゼロではありません。
- 広告がたくさん表示される、突然警告音とともに「あなたのパソコンは危険です」のようなメッセージが表示される、といったサイトには注意が必要です。すぐに画面を閉じるようにしてください。もし閉じ方が分からない場合は、スマートフォンの電源ボタンを長押しして一度電源を切ってみるのも一つの方法です。
まとめ
インターネット検索で知りたい情報を見つけるためには、検索する「言葉の選び方」を具体的にしたり、複数の言葉を組み合わせたりする工夫が役立ちます。また、検索結果の画面で、タイトルや説明文、情報の信頼性や新しさを確認することも大切です。
今回ご紹介した簡単なコツを試してみて、インターネット検索をあなたの「困った」を解決するための強い味方として活用していただければ嬉しいです。もしまた分からないことが出てきたら、このサイトを思い出して、他の記事も参考にしてみてください。