ログイン画面に出てくる「Googleでログイン」「Appleでログイン」って何? どれを選べばいいの?
インターネットのウェブサイトを見たり、アプリを使ったりする際に、「ログイン」を求められることがあります。新しくサービスを利用する時や、しばらくぶりに使う時に、ログイン画面が表示されることがありますね。
そのログイン画面を見ると、メールアドレスとパスワードを入力する以外にも、 「Googleでログイン」 「Appleでログイン」 「LINEでログイン」 といった、いくつかのボタンが表示されていて、どれを選べばいいのか迷ってしまうことがあるかもしれません。
この記事では、これらのさまざまなログイン方法がそれぞれ何を意味しているのか、そして、あなたがどの方法を選べば良いのかについて、分かりやすくご説明します。
なぜログイン方法がいくつもあるのでしょうか?
これは、利用者の方がより手軽に、便利にログインできるようにするために、サービスの提供者がいくつかの選択肢を用意しているからです。
それぞれの方法には、良いところと注意しておきたい点がありますので、これから詳しく見ていきましょう。
一般的なログイン方法の種類
主に、以下の2つのタイプに分けられます。
- メールアドレスとパスワードでログイン
- 他のアカウント(Google, Apple, LINEなど)を使ってログイン
一つずつご説明します。
1. メールアドレスとパスワードでログインする方法
これは、インターネットが普及した当初からある、基本的なログイン方法です。
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仕組み
- サービスごとに、あなたのメールアドレスを「利用者ID(ユーザーID)」として登録します。
- 自分で決めた「パスワード」も登録します。
- ログインする時は、登録したメールアドレスとパスワードを両方入力して、本人であることを証明します。
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良いところ
- 昔からある方法なので、分かりやすいと感じる方が多いかもしれません。
- そのサービスだけのために新しいアカウントを作るので、他のサービスとは独立しています。
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注意しておきたい点
- サービスごとにメールアドレスとパスワードの組み合わせを覚えたり、メモしたりする必要があります。たくさんのサービスを使うと、パスワードの管理が大変になることがあります。
- 安全のためには、サービスごとに違うパスワードを設定することが勧められています。
2. 他のアカウント(Google, Apple, LINEなど)を使ってログインする方法(アカウント連携)
最近よく見かけるようになった方法です。あなたが普段使っているGoogleやApple、LINEなどのアカウント情報を借りて、新しいサービスにログインします。これを「アカウント連携」と呼ぶこともあります。
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仕組み
- 新しいサービスを使う時に、「Googleでログイン」などのボタンを選びます。
- 「このサービスにあなたのGoogleアカウント情報を使っても良いですか?」といった確認画面が出ることがありますので、内容を確認して許可します。
- これで、メールアドレスやパスワードを新しく登録する手間なく、ログインが完了します。
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良いところ
- 新しいサービスごとにメールアドレスやパスワードを覚える必要がありません。
- 次回からログインする時は、連携したアカウントのボタンをタップするだけでログインできることが多いです。入力の手間が省けて便利です。
- 連携しているアカウント側でセキュリティ対策(例:二段階認証)をしっかりしていれば、より安全にログインできる場合があります。
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注意しておきたい点
- 連携元のアカウント(GoogleやAppleなど)のパスワードを忘れてしまったり、そのアカウント自体が使えなくなったりすると、連携しているサービスにもログインできなくなる可能性があります。連携元のアカウントの管理がとても大切になります。
- 連携する際に、サービス側があなたのどの情報(名前、メールアドレスなど)を利用するのかを確認しておくと良いでしょう。基本的には、サービスを利用するために必要な情報だけが使われます。
よく見かけるボタンは、以下のようなものです。
- Googleでログイン: Googleアカウント(Gmailを使っている方など)をお持ちの場合に利用できます。
- Appleでログイン: iPhoneやiPadを使っている方で、Apple IDをお持ちの場合に利用できます。
- LINEでログイン: LINEアプリを使っている場合に利用できます。
- Twitterでログイン / Facebookでログイン: それぞれのSNSアカウントを使っている場合に利用できます。
あなたはどの方法を選べば良いでしょうか?
基本的には、あなたが一番使いやすいと感じる方法を選んでいただいて構いません。
- パスワードを自分でしっかり管理したい、または他のサービスと関連付けたくないという場合は、「メールアドレスとパスワード」でログインする方法が良いかもしれません。
- 普段からよくGoogleやApple、LINEなどのアカウントを使っていて、新しいサービスにも手軽にログインしたいという場合は、「他のアカウントを使ってログイン(連携)」する方法が便利です。次回からのログインが簡単になります。
どちらの方法を選んだとしても、パスワードの管理はとても大切です。メールアドレスとパスワードでログインする場合はそのパスワードを、アカウント連携でログインする場合は連携元のGoogleやAppleなどのパスワードを忘れないように、そして推測されにくいものにするよう心がけましょう。
まとめ
ウェブサイトやアプリのログイン画面で複数の選択肢が表示されても、難しく考える必要はありません。
「メールアドレスとパスワード」でのログインは、サービスごとに情報を管理する方法。 「GoogleやAppleなどでログイン」は、普段使っているアカウントを利用して手軽にログインできる方法(アカウント連携)。
それぞれの特徴を知っていれば、あなたが「これが便利そうだな」「この方法が安心できそうだな」と感じるものを選んで、安心してインターネットのサービスを利用できるようになります。
もし、どの方法で登録したか忘れてしまった場合は、そのサービスの「ログインできない場合」などのヘルプ項目を確認するか、サポート窓口に問い合わせてみてください。