アプリの有料サービス、どうやって確認・解除するの?
アプリの料金について困っていませんか?
スマートフォンに色々なアプリを入れて使っていると、いつの間にか料金が発生していて困った、という経験はありませんか。無料だと思って使い始めたのに、なぜか毎月お金が引き落とされている...。そんな状況はとても心配になりますよね。
この記事では、アプリの料金が発生する主な理由と、特に多い「定期購入(ていきこうにゅう)」という有料サービスについて、どこで確認して、どのように解除すればよいのかを分かりやすくご説明します。
なぜアプリにお金がかかることがあるのでしょう?
アプリには、無料で使えるものと、お金がかかるものがあります。お金がかかる場合でも、いくつか種類があります。
- アプリを買うときにお金を払うもの: これは比較的分かりやすいですね。アプリを手に入れるときに一度だけ料金を支払います。
- アプリの中で追加でお金を払うもの(アプリ内課金): アプリ自体は無料でも、特別な機能を使ったり、ゲームで有利に進めたりするために、アプリの中で追加の料金を支払うことがあります。
- 「定期購入(ていきこうにゅう)」や「サブスクリプション」というもの: これが、無料だと思っていたのに料金が発生している、という場合で一番多い理由かもしれません。一度登録すると、毎月や毎年など、自動的に料金が発生し続ける仕組みです。
特に、「定期購入」は、最初は「無料トライアル」として一定期間無料で使えるものの、その期間が終わると自動的に有料に切り替わる、という形が多いので注意が必要です。
意図しない料金が発生したら、まずは「定期購入」を確認しましょう
無料だと思っていたアプリで料金が発生している場合、登録してしまったことに気づいていない「定期購入」がある可能性が高いです。スマートフォンの設定画面から、現在どのような定期購入を契約しているのかを確認することができます。
お使いのスマートフォンの種類によって、確認する場所が少し違います。
iPhone(アイフォン)の場合
- スマートフォンのホーム画面にある「設定(せってい)」という歯車のマークのアプリを探して開きます。
- 画面の一番上の方に表示されている、あなたの「名前」の部分をタップします。
- 表示されたメニューの中に「サブスクリプション」という項目がありますので、そこをタップします。
- 現在契約している定期購入の一覧が表示されます。
Android(アンドロイド)の場合
- 「Google Playストア(グーグル プレイストア)」という、アプリを入れるときに使う買い物袋のようなマークのアプリを探して開きます。
- 画面の右上にある、あなたの「アカウントのアイコン(顔やイニシャルのマーク)」をタップします。
- 表示されたメニューの中から「お支払いと定期購入」をタップします。
- さらに表示されたメニューの中から「定期購入」をタップします。
- 現在契約している定期購入の一覧が表示されます。
不要な「定期購入」を解除する手順
定期購入の一覧の中に、覚えのないものや、もう使わないのに料金が発生しているものがあった場合、その場で解除することができます。
- 上記の確認手順で表示された定期購入の一覧から、解除したいアプリの名前をタップします。
- その定期購入の詳細画面が表示されますので、「サブスクリプションをキャンセル」や「定期購入を解約」といったボタンを探してタップします。
- 本当に解除するかどうかの確認画面が出ることがありますので、内容を確認して「確認」「キャンセル」などのボタンをタップして手続きを完了させます。
これで、その定期購入は解約されます。ただし、解除したからといってすぐに使えなくなるわけではなく、次の料金が発生する予定日までは引き続き使えることが多いです。詳しい利用期限は、解除する際の画面で確認してみてください。
もし「定期購入」に見当たらない場合は?
設定の定期購入一覧を見ても、料金が発生しているはずのアプリが見当たらない、という場合もあります。
- それは「定期購入」ではなく、アプリの中での「一回だけ」の購入(アプリ内課金)だったのかもしれません。
- または、そのアプリの会社が提供しているウェブサイト上で直接登録したサービスの可能性があります。その場合は、アプリのウェブサイトを確認したり、アプリのヘルプ(困ったときに参照する説明)を見て、解除方法を探す必要があります。
もし、どうしても原因が分からない場合や、心当たりが全くない請求がある場合は、ご利用のスマートフォンの会社(NTTドコモ、au、ソフトバンクなど)や、アプリの料金を管理している会社(Appleのサポート、Googleのサポートなど)に相談してみることも考えてみましょう。
今後のために:定期購入の注意点
- 「無料トライアル」は、試用期間が終わると自動的に有料の定期購入に切り替わることがほとんどです。無料期間だけ試したい場合は、期間が終わる前に自分で解除の手続きを忘れないようにしましょう。無料トライアルを申し込む際に、終了日がいつなのかをメモしておくと安心です。
- アプリを入れるときや、アプリの中で何かを登録するときは、「無料」と書いてあっても、その近くに小さく「〇日間の無料トライアル後、月額〇〇円の定期購入に自動移行」といった注意書きがないかをよく確認する習慣をつけましょう。
まとめ
アプリの料金について困ったときは、まずスマートフォンの設定画面で「定期購入」の一覧を確認してみてください。ほとんどの場合、そこで契約中のサービスが見つかり、その場で解除することができます。
もし、定期購入に見当たらない場合でも、慌てずに、アプリの利用履歴を確認したり、アプリの提供元やスマートフォンの会社に問い合わせるなど、次に何をするべきか落ち着いて考えてみましょう。この情報が、あなたの困りごとの解決に役立てば幸いです。